医療法人 瀬尾医院

婦人科

思春期や更年期など、女性特有の不調にお悩みの方には、ホルモン治療などお一人おひとりの症状に合わせてオーダーメイドの治療を行います。
また、漢方専門医の診断のもとに漢方薬の処方を推奨することにより、女性にやさしい医療を心がけております。月経に伴うさまざまな症状でお悩みの方には、手術をしない治療から手術を含めた治療まで、幅広いプランをご提示させていただきます。
そして、他院で提示された治療方針について質問したい方には、「セカンドオピニオン」をお受けいたします。

漢方外来

漢方を含む東洋医学と西洋医学は、その診断方法に大きな違いがあります。
西洋医学では病名をつけて、それを治療することを目的としますが、東洋医学では、病気を診るのではなく、患者さまの体調や、もともとの体質、なぜそうなったかの病因などを総合的に分析して判断します。
これを「証(しょう)」といい、具体的には、「頭が重い」「寒気がする」といった患者さまの主観と、医師の診断によって収集された客観的な見方を総合し、判断することとなります。
当院では漢方専門医の立場から、漢方処方を中心とした、女性にやさしい医療を心がけております。何なりとご相談ください。

次の場合には更年期障害の可能性があります。どうぞお早めにご相談ください。

  • それほど暑くないのにたくさん汗をかいたり、のぼせや、首から上が急に暑くなったり(ホットフラッシュ)、常にからだのほてりを感じたり、息切れ、冷え、手足のしびれなどの血管運動神経症状。
  • 何となく元気が出ず、憂うつ感やイライラ、不安感に苦しみ、夜も寝つきが悪く眠りが浅いなどの精神神経症状。
  • トイレが異常に近く尿漏れがする、夫婦生活の際に痛みがある、入浴や排尿時に粘膜にしみる感じがあるなどの泌尿器・生殖器症状。

婦人科腫瘍診療

子宮は骨盤内にある臓器で、体部と頸部に分けられます。子宮体部は筋肉でできており、そこから発生した良性腫瘍が子宮筋腫で、最も多くみられる良性腫瘍です。
また、子宮に発生する悪性腫瘍には、子宮頸部に発生する子宮頸がんと、体部に発生する子宮体がんがあります。子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が持続することが原因で起こります。また子宮体がんの多くは、エストロゲンという女性ホルモンの刺激が長期間続くことが原因となります。
一方、卵巣にできる腫瘍には非常に多くの種類があります。卵巣がんの発生には複数の要因が関与していますが、遺伝的な要因が関係する場合もあります。
当院では、婦人科腫瘍の治療に精通した医師が診療にあたり、最適な治療をご提供させていただきます。

月経異常外来

月経異常(生理不順)とは、「正常な月経の範囲外にある状態」をいいます。
一般的に正常の月経周期は25~38日、持続日数は3~7日、月経時の血液量の正常な範囲は20~140mlといわれています。
月経異常は、周期がバラバラだったり、月経期間が短かったり長かったりと、悩みのタイプはさまざまです。原因としては、精神的・身体的なストレスでホルモンバランスが崩れ月経異常を起こす場合があります。若い方々はとくに、ダイエットや無理な食事制限が原因になることもあのますので注意が必要です。
また、子宮筋腫や子宮内膜症等の疾患が原因で起こることもあります。
月経について、いつもとの違いを感じたり、痛みがひどいときは、ひとりで悩まずにまず当院をおたずねください。

子宮内膜症

子宮内膜症とは、本来子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離を繰り返す病気です。近年では妊娠出産回数が少なく月経回数の多い女性が増えたため、子宮内膜症の罹患率が上昇したといわれています。
子宮内膜症の症状としてよく知られているのはひどい月経痛です。子宮以外の場所で増殖した子宮内膜組織は腹腔内にとどまり、炎症や痛みの原因になります。
良性の病気なので命に関わることはありませんが、治療をしないままにしていると不妊やがんなどを招く恐れもあります。
以前に比べて月経がつらくなってきたと感じたら迷わず受診しましょう。

性感染症

外性器の病気は、主に性行為に関係するものと、性行為がなくても発症する感染症などの病気もあります。中には早期の治療が大切なものもありますので、症状に気づいたら、受診をためらわずしっかり治療を受けるようにしましょう。

子宮がん検診

子宮頸がんは子宮頸部(子宮の入口)にできるがんで、ウイルス(HPV)が原因となることが明らかになっています。このウイルスは性交渉によって感染し、はじめて性交した年齢が低い人や、多くの性交相手がいる人に多く、子宮頸がんは、最近では20歳代でも増加しているのが特徴です。
子宮頸がんを予防するためには、何よりも定期的な検診を受けることが効果的です。
当院は日立市の子宮がん検診施設です。
日立市のホームページをご覧になり、ぜひ検診をお受けください。

子宮頸がん予防ワクチン
子宮頸がん予防ワクチンの接種も行っています。お気軽にご相談ください。

アンチエイジング

身体の内側から健康と美しさをつくる医療をご提案しています。
バランスの崩れがちな身体に、不足している栄養やホルモンを補充していきます。
有効成分の血中濃度を高める点滴治療は、静脈内に直接薬剤を注入することで即効性があります。
完全個室でおこなわれる当医院の点滴治療は、のんびりと心身ともに癒やしの時間をお過ごしいただけます。

高濃度ビタミンC点滴
美肌、美白、免疫力向上、慢性疲労、活性酸素の抑制
シミ、シワ、たるみ、毛穴改善
高濃度グルタチオン(白玉)点滴
肝機能改善、美白肌、アンチエイジング、シミ、くすみ
疲労回復(にんにく)点滴
疲れ、だるさ、倦怠感、肌荒れ、夏バテ
プラセンタ注射
更年期障害改善、肝機能改善、生理不順
エムセラ(骨盤底筋の治療)

衣類を着替えることなく、治療器械に座っているだけで“骨盤底筋”を鍛えることができます。

  • ・普段から尿もれに悩んでいる
  • ・出産後のゆるんだ膣壁を回復したい
  • ・頻尿や尿のコントロールの低下を感じる

そのような方はぜひ“エムセラ”に座って治療を受けてみましょう。
茨城県内初導入の“エムセラ”。
「興味がある!」とお思いのあなた、こちらのリーフレットをご覧ください。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは、現在患者さまが受けている診断や治療法について、別の医師の意見を参考にする目的で受診することです。
患者さまが現在治療を受けている医療機関からの紹介状や検査資料などをもとに、治療に対する意見を申し上げます。
なお、セカンドオピニオンを目的に受診された場合、健康保険外の自由診療(自費診療)となります。

母体保護手術(人工妊娠中絶)

当院では妊娠20週までの方に、からだへの負担ができるだけかからない麻酔や手術方法を工夫した人工妊娠中絶手術を行っております。
*院長は茨城県医師会認定の母体保護指定医です。

来院から手術まで
中絶手術を希望される方には、内診・エコー検査により妊娠週数をチェックします。
院長・スタッフが手術の詳細についてご説明し、同意書を渡します。
日程を決めた上で手術時にそなえ採血検査を行います。
当日は食事制限などをお守りいただき、体調を確認してから入室していただきます。
手術は全身(静脈)麻酔で痛みもなく短時間で終了します。
術後はしばらく病室でお休みいただき、診察後にお帰りいただきます。
お帰りの際は、どなたかにお迎えに来ていただくかタクシーをご利用ください。
費用について
初診時には初診料・診察料(エコー検査など)・採血検査を含め約15,000円かかります。
手術の費用は、週数・ラミナリアなどの使用の有無・合併症の様子などによって異なります。
くわしくは診察時にご説明いたします。

ブライダルチェック

将来子どもを持ちたいとお考えであれば、妊娠や出産に影響を与える病気を持っていないか、赤ちゃんへ感染する病気を持っていないかなどを検査しておくことが大切です。
検査の内容は、問診、性感染症検査、風疹抗体検査、超音波検査、子宮がん検査、貧血検査、子宮内膜症検査などを行います。その他追加オプションで、甲状腺ホルモン検査、下垂体ホルモン検査、肝炎ウイルス検査などを受けていただくことができます。
ご自身やパートナーの将来のために、ご自分のからだの状態を知っておくことはとても大切なことです。ご結婚を機にチェックされることをおすすめいたします。